こんにちは。本日は「コンテナ」の役割とその種類についてです。
まず、コンテナとは貨物を輸送するための専門の容器です。この大きさは国際的な基準で決められているので、積み替えや各種輸送に適合するようになっています。
- ドライ・コンテナ(Dry Container) 最も一般的なコンテナ。一般雑貨や機械等を輸送します。
- 冷凍コンテナ(Reefer Container) 一定温度に保てるので、冷凍食品、生鮮食品などの輸送に適しています。
- オープン・トップ・コンテナ(Open Top Container) 屋根を開けることができるので、大型の貨物輸送に適しています。
- フラット・ラック・コンテナ(Flat Rack Container) ドライコンテナの屋根と壁をとったコンテナ。
- バルク・コンテナ(Bulk Container) 天井とドアの下部に取り出し口あり。飼料やモルモットなどを輸送するのに適している。
- タンク・コンテナ(Tank Container) 化学薬品や油類などの輸送に適している。
主なコンテナのサイズ
20フィートコンテナ 幅8フィート長さ20フィート高さ8.6フィート
40フィートコンテナ 幅8フィート長さ40フィート高さ8.6フィート
40フィートコンテナ(ハイキューブコンテナ) 幅8フィート長さ40フィート高さ9.6フィート
1フィート≒0.348m
コンテナの概要は伝わりましたか?
続いてコンテナ・ターミナルについて!
CY(コンテナ・ヤード Container Yard)
コンテナ船への積み込みやコンテナの受け渡し、保管を行う場所です。
CFS(コンテナ・フレイト・ステーション Container Freight Station)
混載貨物の受け渡しや保管を行う施設です。
では、コンテナ輸送のメリットについてものぞいてみましょう!
荷役方法の均一化、天候に影響を受けない輸送、頑丈である、海上輸送→陸上輸送の積み替えも簡単、などです。
コンテナの輸送方法は2通りあります。
FCL(Full Container Load)
コンテナ1本をまるまる埋める量の荷物のとき、荷主がコンテナを借り切って輸送する方法。
LCL(Less than Container Load)
コンテナ1本埋められない小口の輸送方法。他の貨物と混ぜて輸送されます。小口だけど計算してみるとコンテナで運んだ方が運賃等安くなることもあるので、注意しましょう。
また、コンテナに貨物を詰め込む作業のことをバンニング
コンテナから貨物を取り出す作業のことをデバンニングといいます。
よく出てくるので覚えておきましょう〜〜〜