貨物の輸出入を行う際に忘れてはいけないのが「貨物保険」です。
海外との貿易取引では、船舶、航空機、鉄道、トラックなどの輸送手段を活用して貨物が輸送されます。
そのため、輸送途中に貨物が危険にさらされる危険性が十分にあります。
例えば、悪天候による船の遅れ、貨物の盗難・破損・消失・水濡れがあります。
海外ではとくに時差等もあり、貨物の行方がとても心配ですよね。
このような時のために、保険をかけていれば、荷主は保険条件にしたがって損害の保証を受けることができます。
保険には「全損」と「分損」があります。
①全損
・絶対全損
保険の目的物の全部が滅失した場合、保険金は全額支払われます。
・推定全損
保険の目的物の全部が事実上滅失に近い損害を被った場合、条件によって保険金が全額支払われます。
②分損
貨物の一部に損害が生じた場合、条件によって保険金が支払われます。
普段、ご自身の会社で取引している保険会社さまがございましたら、そちらを使用しても結構ですし、自分で探すのには不安がある方は、当社でもご案内しておりますのでお知らせください!
保険の契約を輸出者側と輸入者側、どちらが保険の契約を結ぶかはインコタームズによって異なります。
ここで「インコタームズ」という新しい言葉の登場ですね!インコタームズについては長くなるので、また別の回でご説明します。
事故や盗難等、なければそれで済む話ですが、保険をかけずに輸送を行うことは当社はお断りさせて頂いております。
安心して荷物を輸送できるよう、サポートさせていただくので、ご理解をお願いします。