回転信用状とは
皆さん、こんにちは!
今日は回転信用状についてです。
「回転信用状は英語でRevolving L/Cと聞いたのですが、どういった時に利用されますか。」といった疑問に答えます。
信用状にもいくつか種類があります、回転信用状もその一つです。
回転信用状は、同じ取引先と同じ商品を継続的に取引する際に利用されます。
例えばなのですが、売れ筋の商品を同じ取引から継続的に仕入れたいといったケースです。
「売れ筋の商品なんだから一回で仕入れて保管しておけば、決済も取引も一回で
すんでいいのではないか」という意見もあると思います。
もちろんそのような方法を取っているケースもあると思います。
回転信用状を利用するメリット
そんな中、回転信用状を利用するメリットとしては、
- 売れるという理由で、大量に仕入れると在庫リスクが心配。
- 様子を見ながらタイミングよく仕入れたい。
- 仕入れた在庫保管、管理費用はなるべく避けたいと
いった事があります。
販売予測数量に応じて、定期的に都度仕入れて在庫をコントロールでき、取引の際の手続きや費用も 軽減したい。
そういった際に、この回転信用状での決済方法は有効です。
通常の信用状L/Cと回転信用状の違い
通常の信用状L/Cは取引のたびに信用状L/C発行を銀行に依頼する方法ですので、
その都度手続きや、発行手数料が発生します。
回転信用状を設定することで、定期的な取引はその設定した回転信用状の内容で
決済を繰り返し行うことが可能です。
設定に必要な情報としては、
- 金額
- L/Cの額が取引決済後に復元される旨
- タイミング
- 等
の条件記載を明示する必要があります。
その他の詳細に関しては、是非、信用状発行に関係する銀行及び取引先としっかりと多方面に渡ってコンセンサスを取り、取引をスムースに行いましょう。
今日は以上です。