軽貨物事業 Pacific Gateスタート

【貿易実務】荷為替手形決済

brown wooden dock

皆さんこんにちは今日は、


1.荷為替手形決済ってなんのこと?
2.「D/P決済(Documents against Payment)手形支払時書類渡し」と「D/A決済」Documents against Acceptance)決済/手形引受時書類渡し」と言う決済方法について知りたい。

といった方向けに説明したいと思います。

荷為替手形決済

1.「D/P決済(Documents against Payment)手形支払時書類渡し」ってなに
2.「D/A決済」Documents against Acceptance)決済/手形引受時書類渡しとは

D/P、D/A決済は、B/L(船荷証券)と貨物の交換を前提とした決済方法です。

輸入港で輸入者は、輸出地の船会社発行のB/L(船荷証券)を提出して貨物を輸入します。
B/L(船荷証券)がないと、貨物が引き取れないという大変重要な書類です。B/Lは船積書類の一部で、インボイス&パッキングリスト、貨物保険証券、その他とセットで輸出入手続きを取ります。

1.「D/P決済(Documents against Acceptance)決済/手形支払時書類渡し

「D/P決済(Documents against Acceptance)決済/手形支払時書類渡し」は為替手形の支払いをすると船積書類(Shipping Documents)を受け取れる条件です。

輸入者が支払ったら、輸出者は書類を渡しますよっという決済方法です。

メリットとしては、輸出者は代金を回収してから、船積書類を渡せるのでリスクが小さい。

一方輸入する側は、代金を支払ってから出ないと書類を受け取れ無いという制約が付きます。

お金を払ったら輸入に必要な書類を入手できるという常識的な方法です。

2.「D/A決済は手形の「引き受け(acceptance)決済/手形引受時書類渡し」

「D/A決済は手形の「引き受け(acceptance)決済/手形引受時書類渡し」で手形の期日まで必ず払いますという条件で船積書類を入手することが出来ます。

輸入者が「この日までに必ず払いますんで、輸入に必要な船積書類を先にまずもらえませんか。」「いいですよっ(輸出者)」と言った決済方法です。

一般的にシッパーズユーザンス(輸出者が輸入者に対して支払いを猶予する方式)、一定期間のうちに代金を支払う条件です。

例えば記載事項に、「D/A 20 days after sight」という記載がある場合は、「手形を引き受けた日から20日後決済」という意味での取引になります。

メリットとしては、輸入者は輸入代金の支払い前に貨物を受け取ることができるので、輸入者にとっては有利な決済方法になります。

商品に不備があった時に、輸出者に対しての実支払いはまだ行われていないということもあり、その不備に関しての交渉がしやすいということが言えます。

輸出者にとっては、輸入者が手形を引き受けると、輸入に必要な船積書類が輸入者に渡るため、場合によっては代金未払いリスクがある決済方法です。

中には、いずれの方法も結局、輸入者がB/L(船荷証券)を受け取らなかったり、支払いを拒んだら困りますよねっという賢い方もいらっしゃると思います。実は、そうなんです。

信用状付荷為替決済(Letter of Credit :L/C)との違い

輸入地銀行が輸入者の支払金額を保証する「信用状付荷為替決済(Letter of Credit :L/C)」といった決済方法とは違い、厳密に云うと輸入者による支払保証はありません。お互いに信頼関係にない限りは、D/PやD/Aでの決済方法を取らないほうが良いと言えます。

例えば、色々なケースが考えられますが、一例として取引の途中で輸入者が倒産してしまうと、貨物は出港したけれど、支払い能力のある買主がいなくなり、代金回収ができなくなってしまうということも、起こっては欲しくないですが、あるかもしれません。

それでも、何らかの理由でD/P、D/Aで取引を進めたい場合は、

商工会議所、貿易保険、損害保険会社などの「輸出取引用・取引信用保険」の確認して取引に保険を付保し、輸入者が何らかの支払い履行不能となった場合でも、リスク回避できる準備をしておきましょう。

今日は以上です。