皆さんこんにちは、ディスクレという言葉を聞いたことはありますか。
あまり聞きたくない言葉かもしれませんが、今日はこれについて簡単にお話します。
信用状(L/C)取引を行っている中で書類に不備、条件と不一致が見つかった際にディスクレということが一般的です。
定義としては、
信用状条件の未充足(または不一致)のことを「ディスクレパンシー、ディス
レ、discrepancy」となります。
例えば、輸送方法記載、港の記載、日付け期間記載誤りなどが考えられます。
簡単に訂正できそうなももありそうですが、一概にそうは行かないこともあります。一般的に考えうる実務的な対策方法としては、主に下記3つの方法が取られます。
1. ケーブルネゴ扱い(Cable Negotiation または Cable Inquiry)
2 L/Gネゴ扱い(L/G Negotiation)
3. アプルーバル扱い(Approval扱い、取り立て扱い)
これらの対応には解決のための時間とコミニケーションがさらに必要となります。
実務を行う中で、書類等に不備、記載事項に誤りがあることを発覚した場合、
早い段階で気がついたさいは、アメンドができるか早急に確認対応し、アメンドできる場合はそうする。
出来ない場合でも諦めずに、辛抱強く解決に向け、関連各社コミニケーションを継続しながら取り組んでいきましょう。
また日々こういった対応方法も進化していることもありますので、最新情報を確認しつつ、大切な取引書類は、まずは、誤りがないようにダブルチェックトリプルチェックと慎重に進めましょう。