こんにちは。
前回のブログでも貿易に関する単語について説明しておりました。
今回も引き続き、なるべくわかりやすい言葉で解説していこうと思います。
今回は、輸送に関しても、プロジェクトでも、はたまたプライベートの生活に関しても、やはり重点的に考える必要のある「費用」について。
例えばみなさんが海外の取引先や新規商談先からものを輸入する際、必要な経費はなにが思い浮かびますか?
もの自体の値段はもちろん、輸送費用がありますが、日本に輸入する際の【関税】についても考慮する必要があります。
本日はその関税について下記の順に深掘りしていきます。
- 関税とは
- 関税を支払う理由
- 関税率
では【関税】とはなんでしょうか?
一言で言うと、輸入に課せられる税金です。
基本的に、輸出には関税はかかりません。
ではなぜ、関税を支払う必要があるのか?
それは自国の製品を海外の安い製品から守るためです。
関税がかからず、圧倒的な差で、日本の製品の価格よりも海外の製品の価格が安い場合、
みんな喜んで安い方を選びます。
もちろん品質やその他理由で一概には言えませんが、国内の生産者が困ってしまうのは明らかです。
それを防ぐために、輸入品にはある一定の関税がかけられます。
逆に無税品のものもあります。
主な無税品としては、鉄鉱石、羊毛、綿花、写真用フィルム、ゴムタイヤ、機械類などがあります。
最後に関税の決め方について
輸入された製品には番号が振り分けられます。これをHS CODEといいます。
HS CODEは世界基準で決められており、品物によって6桁もしくは9桁の番号が定められます。
わからない場合は、通関士が製品の特性や材質、実際の製品を写真等で確認してふりわけてくれるます。
その番号に基づき、関税率というものが定められます。これはいくら、と明確な関税価格が決まっているのではなく
申告価格に対する関税率が定められています。
8%だったり30%だったり、ものによりまちまちです。
また、国によっても変わってくることもありますが細かく税関のwebサイトにて公表されているので事前に確認することが可能です。
ここから確認できます☆https://www.customs.go.jp/tariff/index.htm
いかがでしたか。
関税について基本的なことをお伝えしました。
またカテゴリ毎に分けて貿易に必要な用語についてご紹介していきますので、ぜひチェックしてみてください。