Event Special Cargo & General Forwarding

【国際 物流】保税輸送について

「展示会に貨物を送ろうと思っています、国際物流の保税輸送って何ですか。保税輸送ってどっからどっからですか。国際展示会の展示品は税金を払わなくて良いですか。」こんな疑問に応える記事になります。

この記事のテーマ
おおよその保税輸送について理解する。

保税輸送について
①国際 物流の保税範囲と保税地区についておおよそを理解する
②国内インランド・デポの役割をざっと把握する
③海外見本市保税輸送について理解する

筆者プロフィール
国際見本市展示会物流歴16年。日本海外も含め、サポートしてきた業種30社以上、展示会サポート実績のある国60以上、大きなプロジェクトでは、バンクーバーオリンピック、北京オリンピックへの保税輸送経験、TICAD 6ケニアなどのサミットへの輸送、定期的に大中小企業の海外出展などをサポートしています。

①国際 物流の保税範囲と保税地区

・国際 物流の保税範囲

英語でOverland Transport、bonded transportasionと言ったりもします。
輸出の場合は、国内輸出通関後、向け地の通関を終了するまでの期間を一般的に言います。
輸入の場合は、輸入貨物が、通関後税関の許可がでるまでを言います。

・保税地区

一般的に保税地区は、港や国際空港近くにあります。輸出入貨物が、通関そして、税関の許可がでるまで一定期間置かれる場所です。許可が下りるまでは移動などはできません。ただ国内インランド・デポ(Inland Depot:内陸保税蔵置場)」と呼ばれる保税地域があり、保税地域からインランド・デポまでの運送は「保税運送」の形で移動されます。

②国内インランド・デポ(Inland Depot:内陸保税蔵置場)について

・国内インランド・デポで想定される利用方法

  1. 保税貨物状態で商品製品点検、仕分け、修理、タグつけなどの作業を行える。
  2. サンプル展示、簡易加工などを行える。ー>税関長の許可が事前に必要
  3. サンプルとして一時持ち出し可。ー>税関長の許可が事前に必要
  4. 貨物にダメージが発覚し、保税商品価値が無くなった場合、関税・消費税未納状態で減却処分をすることができるー>税関長の許可が必要
  5. 法規制の変更や諸事情で輸入貨物の引取りが不可となった場合、保税貨物のままで積み戻すことができる。
  6. 海外からきた展示会や博覧会などの出展品、施設や資材などは、関税や消費税を未納のまま展示や使用が可能。
  7. コンテナの積み出しデバンニング、バンニング荷詰めおよび混載貨物の積載などができる。
    外国貨物のままで転売することができる。

なお、国内インランド・デポ(Inland Depot:内陸保税蔵置場では消費税や関税はかからないのですが、保管料はかかりますので、利用する場合は、確認が必要です。

・国内国際展示会で保税運送が行われるケース

国内の国際展示会場(メッセ)などでも会場が保税展示場となることがあり、その際の貨物(商品)を港湾や空港から会場まで運ぶときも保税運送制度が利用されています。国内インランド・デポのような利用をされる場合があります。

③海外での見本市期間中の保税輸送

海外へ送る展示品は、現地の見本市の展示会場自体が保税区の場合、現地でのオペレーションは保税のまま取扱われ、通常求められる関税や付加価値税、消費税等が免除される場合があります(アイテムにより異なる)。

ただし、消耗品等は一般的に業務通関で輸入許可がおり課税されます。

その都度依頼するフォワーダーと確認しましょう。