こんにちは、株式会社パシフィックです。
本日は、貨物をどの船に載せるのか選定する際にも参考になる、海上輸送トランシップについてご紹介します。
トランシップとは
海外旅行に行く際、目的地に到着するため経由地で飛行機の乗り換えをしたことがありますか?
実は海上輸送と航空輸送にも、同じように直行便と経由便があります。
直行便はそのまま出発地から目的地まで、ダイレクトに向かう便。
経由便は、経由地において積荷を別の船において積み替えます。
この、積み荷港から輸送された貨物を、途中の港で別の船に積み替えることを「トランシップ」といいます。
この後、最終的な積み降ろし港まで輸送されます。
経由便の特徴
- 直行便に比べて輸送の日数がかかる
- その分直行便より安価
- 経由地でトラブルがあると、積み替えができず貨物がストップする可能性もある
- 積み替え時に事故にあう可能性があり、ダメージを受けてしまう可能性もある
ハブ港とは
ではどこでも経由地になれるかというと、そうでもありません。
積み替えの都合上、大型船が寄港できる場所に限られます。
アジアの主要港がこうした中継コンテナを積極的に取り込んでおり、例えばシンガポール港、台湾の高雄、韓国の釜山、香港が主な中継地点となっています。こうした、海上運送の中継拠点となる港のことを「ハブ港」といいます。
コロナの影響
このハブ港でも、コロナの影響は確実に出ており、作業員の欠員やトラック運転手の減少により、ハブ港でもコンテナの滞留が起き、スケジュールの遅延が起きています。
BLの注意点
船が出発する前には乗り換える船の情報も決まっており、BLに記載されています。
では遅延やなんらかの事情で乗り換える船が変更した時、BLの変更は必須か?というと、
その必要はありません。
輸入地において、BLを税関に提出する際は、船会社から変更通知をもらい、それを提出することで証明可能です。
船の情報
定期船情報はここからも調べることが可能です!